『僕は友達が少ない ぽーたぶる』は、2012年にPlayStation Portable専用ソフトとして発売されました。MF文庫Jの人気ライトノベル『僕は友達が少ない』を原作に、アニメ化の勢いを受けてゲーム化された本作は、「残念系青春Liveストーリー」という独自ジャンルを掲げ、隣人部の面々との奇妙で愉快な日々を描きます。限定版「超残念BOX」には、劇中登場の架空ゲーム『きらめきスクールライフSP』を実際にプレイできる特典ソフトが同梱され、ファンの間で話題となりました。
プレイヤーは羽瀬川小鷹として、隣人部の活動に参加しながら、個性豊かな部員たちと交流を深めていきます。Live2D技術を活用した会話シーンでは、最大6人が同時に画面上で動きながら会話を展開し、瞬きや仕草まで細かく再現されています。選択肢によって誰に返答するかが変わり、物語の分岐や関係性に影響を与える「隣人部システム」が導入されており、プレイヤーの判断が物語の流れを左右します。
さらに、会話中に棒人間が登場する「あるあるシステム」や、データインストール専用の隠しシナリオなど、遊び心に満ちた仕掛けが多数用意されています。イベントCGにはキャラクターによるオーディオコメンタリーが収録され、BGM集には作曲者の解説が添えられるなど、鑑賞モードにも工夫が凝らされています。原作の雰囲気を忠実に再現しつつ、ゲーム独自の展開も加えられており、原作者・平坂読による監修のもと、ファンが納得できる仕上がりとなっています。
本作はPlayStation Portable専用タイトルとして設計され、携帯機ならではの手軽さと演出力を活かした青春アドベンチャーとして完成されています。原作未読でも楽しめる構成ながら、原作ファンにはより深く刺さる演出が随所に散りばめられています。
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