『R-15 ぽーたぶる』は、天才たちが集う特殊な学園を舞台に、ポルノ小説家として活動する主人公が美少女たちとの交流を通じて「最高の妄想」を形にする妄想爆走アドベンチャーです。2011年10月27日に角川ゲームスからPlayStation Portableで発売されました。

物語の舞台は、各分野の天才のみが入学を許される「私立閃学園」。主人公の芥川丈途は、15歳にしてプロのポルノ小説家という異色の才能を認められ、学園へと招かれます。周囲には天才音楽家や天才発明家といった個性的な美少女たちが揃っており、丈途は彼女たちをモデルに新作小説のインスピレーションを得るため、賑やかで刺激的な学園生活を繰り広げます。

ゲーム進行の鍵を握るのが、主人公の情熱が爆発した際に発動する「妄想(モーソー)モード」です。ヒロインとの対話中に特定の条件を満たすと、画面演出が丈途の頭の中を描く妄想世界へと切り替わります。ここではプレイヤーの選択によって丈途の筆が走り、執筆中の小説のクオリティが変化。妄想が進むほど物語は過激かつコミカルな方向へと突き進み、ゲーム独自のユニークな展開を提示します。

アドベンチャーパートでは、鳴唐吹音や円鳴来華といった原作でおなじみのヒロインたちがフルボイスで登場します。テレビアニメ版と同じ豪華声優陣が起用されており、軽快なテンポで進むキャラクター同士の掛け合いが物語の大きな魅力。各ヒロインごとに用意された個別ルートでは、彼女たちの抱える悩みや意外な素顔に触れるシリアスな側面も描かれ、単なるコメディにとどまらない奥行きのあるシナリオを楽しめます。

学園内の様々な場所を移動してイベントを発生させるマップ選択システムや、特定のキーワードを集めて妄想を強化するコレクション要素など、やり込みコンテンツも網羅。原作の世界観を忠実に再現しながら、ゲームならではの「執筆体験」と「恋愛模様」を融合させた、ファン向けのバラエティ豊かな一作です。

『R-15 ぽーたぶる』は、伏見ひろゆきによる角川スニーカー文庫のライトノベル『R-15』を原作としています。天才的なポルノ小説家の少年が、クセの強い天才少女たちに翻弄されながら成長していく姿を描いた学園ラブコメディです。

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