『喧嘩番長5 漢の法則』は、2011年1月27日にスパイクより発売されたPlayStation Portable用ツッパリアクションアドベンチャーゲームで、シリーズ第5作にあたります。主人公・成瀬直人が転校先の鶴目高校を舞台に、阿弥浜沿線の8勢力による抗争に巻き込まれていく物語です。

本作では、前作『喧嘩番長4 一年戦争』から2年後の世界が描かれ、舞台は複数の地区が入り乱れる阿弥浜沿線へと拡大されました。プレイヤーは転校生・成瀬直人として、鶴目高校に赴任し、5つの高校と3つのチームが覇権を争う抗争に巻き込まれていきます。名前や容姿のカスタマイズが可能で、プレイヤーの個性を反映した主人公で物語を進めることができます。

シリーズおなじみの「メンチビーム」や「啖呵合戦」は健在で、啖呵合戦はリズムアクション形式に進化。タイミングよくボタンを押して啖呵を切ることで戦闘を有利に進められます。また、各キャラクターが持つ「超気合技」や、勢力ごとの特色ある演出が戦闘の個性を際立たせています。さらに、追加シナリオでは主人公以外のキャラクターを操作する外伝ストーリーも収録されており、物語の奥行きが広がっています。

舞台となる阿弥浜沿線には、鶴目高校をはじめとする複数の学校やチームが登場し、それぞれに個性的なキャラクターが配置されています。友情や絆をテーマにしたストーリー展開が特徴で、キャッチコピー「拳で紡げ 漢たちの絆」に象徴されるように、喧嘩だけでなく人間関係のドラマも重視されています。