『暁のアマネカと蒼い巨神 -パシアテ文明研究会興亡記-』は、帝都の地下に眠る古代遺跡を舞台に、野望を抱く少女と仲間たちの冒険を描くアカデミックアドベンチャーRPG。2010年03月11日にサイバーフロントからPlayStation PortableおよびXbox 360で発売されました。本作は、2008年に工画堂スタジオから発売されたPCゲームの移植版であり、「蒼い海のトリスティア」「蒼い空のネオスフィア」に続く「蒼い」シリーズの第3弾として位置づけられています。主人公のアマネカ・マッハバスターは、成績優秀ながら「世界征服」を夢見る傲岸不遜な少女。彼女は廃部寸前の「パシアテ文明研究会(通称:パシ研)」を再興し、帝都の地下に広がる遺跡の探索競争へと乗り出します。
ゲームプレイは、学園内での会話や運営を行う「アドベンチャーパート」と、地下遺跡を探索する「RPGパート」を繰り返して進行します。RPGパートでは、3Dダンジョンを探索し、発掘したアイテムを持ち帰ることで資金や名声を得ていきます。戦闘システムは独特で、生身で戦うのではなく、古代の遺産である「巨神(ガイスト)」を操って敵と戦います。また、制限時間内に成果を上げる必要があるため、効率的なスケジュール管理や、ライバル組織との駆け引きといったマネジメント要素も重要となります。
本作の独自性は、工画堂スタジオ「くまさんちーむ」特有の、可愛らしいキャラクターと本格的なシミュレーション要素の融合にあります。駒都えーじ氏が描く魅力的なヒロインたちが、ドタバタとしたコメディを繰り広げつつも、物語の根底には失われた文明の謎やシリアスな展開が隠されています。竹内なおゆき氏による脚本は、学園ものの明るさと、ハードなSF設定が見事に調和しており、単なるキャラゲーに留まらない読み応えのある物語を提供しています。
本作を開発した工画堂スタジオは、PCゲーム黎明期から続く老舗メーカーであり、特に「くまさんちーむ」は、美少女キャラクターと骨太なシステムを組み合わせた作品で多くのファンを持っています。本作の世界観やシナリオの深みに興味を持った方は、同じスタッフが手掛けた『蒼い海のトリスティア』などの関連作品や、竹内なおゆき氏の小説作品に触れることで、その緻密に構築された世界観をより深く味わうことができます。













コメントを追加