『ひぐらしの哭く頃に 雀』は、同人サークル07th Expansion制作の人気サウンドノベル『ひぐらしのなく頃に』の世界観を題材とした、イカサマありの対戦麻雀ゲーム。2009年11月12日にAQインタラクティブからPlayStation Portableで発売されました。本作は、同年7月に稼働を開始したアーケードゲームの移植版であり、雛見沢村の住人たちが牌卓を囲み、命(点棒)を懸けた熱い闘牌を繰り広げるスピンオフ作品として位置づけられています。
ゲームプレイは、積み込みやリーチ一発といったイカサマ技を駆使して戦う2人打ち麻雀が基本となります。対局中にゲージを溜めることで「オヤシロ技」を発動でき、好配牌を引き寄せたり、相手のあがりを阻止したりといった超常的な現象を意図的に起こすことが可能です。PSP版では、雛見沢症候群を発症したキャラクターたちと戦う「オヤシロモード」や、自由にキャラクターを選んで対戦できる「部活モード」に加え、ちびキャラたちが活躍する完全新作シナリオ「牌崩し編」などのオリジナル要素が追加されています。
本作は、原作者・竜騎士07氏が監修したオリジナルストーリーと、アニメ版と同じ豪華声優陣によるフルボイス演出が特徴です。対局中にはキャラクターごとのカットインや、7000枚以上のアニメーションパターンによる滑らかな動きが挿入され、リーチやロンの瞬間をドラマチックに盛り上げます。また、対局に勝利することでキャラクターのコスプレ画像などの「ご褒美」を入手できるギャラリーモードも充実しており、麻雀ゲームとしてだけでなく、ファンアイテムとしても楽しめる内容となっています。
原作『ひぐらしのなくころに』は、昭和58年の架空の村・雛見沢村を舞台に、連続怪死事件の謎を追うミステリー・サスペンスです。本作はそのシリアスな設定を逆手に取ったコミカルな展開も見どころの一つです。原作の重厚な物語やキャラクターたちの背景をより深く知りたい方は、原作ゲームやアニメシリーズ、またはコミカライズ作品を参照することで、本作のパロディ要素や「部活」のノリをより一層楽しむことができます。













コメントを追加