『バトルスピリッツ 輝石の覇者』は、2009年にPSP専用ソフトとして登場したリアルタイムアクションカードバトルゲームです。人気トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」の世界観をもとに、アニメ『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』の放送と連動する形で展開されました。発売当時は、カードゲームの新たな可能性を模索する意欲作として注目を集め、アニメファンやカードバトラーたちの間で話題となりました。

プレイヤーは、40枚のデッキを構築し、スピリット・ネクサス・マジックの3種のカードを駆使して戦います。バトルは「バトスピシミュレーター」と呼ばれる空間で展開され、コアと呼ばれるエネルギーを管理しながら、リアルタイムで戦況が変化するスピーディな戦闘を繰り広げます。カードから飛び出すスピリットの3D演出や、フルボイスで描かれるキャラクターたちの掛け合いが、臨場感を高めています。

物語は、熱血少年・霧笛セイヤが憧れのバトラー「バシン」に近づくため、バトスピ部に入部するところから始まります。彼の持つ輝石のペンダントを巡って、仲間やライバルたちとの戦いが展開され、アニメの主要キャラクターも登場しながら、オリジナルのストーリーが進行します。ラスボス戦では巨大スピリットとの特殊バトルが用意されており、物語のクライマックスを盛り上げます。

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