『戦極姫〜戦乱に舞う乙女達〜』は、2009年11月12日にシステムソフト・アルファーからPlayStation 2およびPlayStation Portable向けに発売された戦国シミュレーションアドベンチャーゲームで、PC版『戦極姫〜戦乱の世に焔立つ〜』をベースに家庭用向けへと再構築されたタイトルです。プレイヤーは美少女化された戦国武将たちの中から仕える君主を選び、内政・外交・合戦を通じて天下統一を目指します。

本作では、織田信長、上杉謙信、武田信玄などの歴史上の名将が美少女キャラクターとして登場し、その数は50名以上にのぼります。ゲーム開始時に選択できる勢力は5カ国＋αで、PS2版では伊達政宗率いる「伊達家」、PSP版では立花道雪が登場する「大友家」がそれぞれ追加されています。機種ごとに攻略可能な武将が異なるため、プレイスタイルに応じた選択が可能です。

システム面では、ターン制の戦略パートとアドベンチャーパートが融合しており、治水や開墾などの内政、同盟や謀略を駆使した外交、そして武将を率いての合戦が展開されます。イベントCGの約90％が新規描き下ろしとなっており、家庭用向けに演出面も強化されています。アドベンチャーパートでは、武将との親密度によってイベントが発生し、恋愛要素も物語に影響を与えます。

PS2版とPSP版はそれぞれ限定版と通常版が発売されており、限定版には特別ビジュアルブックが同梱されています。美少女ゲームとしての要素と戦略シミュレーションの融合により、歴史好き・キャラ好き双方に訴求する内容となっています。

原作は、2008年にシステムソフト・アルファーから発売されたPC用戦国シミュレーション＋アドベンチャーゲーム『戦極姫〜戦乱の世に焔立つ〜』です。戦国武将を美少女化し、戦略と恋愛を融合させた異色の作品として話題を呼びました。家庭用版では新キャラクターやイベントCGの追加、システム調整が施され、より遊びやすい内容となっています。

戦極姫〜戦乱に舞う乙女達〜