『ミマナ イアルクロニクル』は、工画堂スタジオが開発し、ガンホー・ワークスから発売されたPlayStation Portable向けのロールプレイングゲームです。物語は魔法世界「イアル」を舞台に、主人公クレイスと吟遊詩人セフィが魔石を巡る旅に出るという構成で、ファンタジー要素と人間関係の描写が中心となっています。シナリオは『テイルズ オブ デスティニー2』などを手がけたシナリオ工房・月光が担当しています。
ゲームシステムはエンカウント型のアクションバトルで、主人公を操作して敵と戦う形式です。仲間キャラクターは作戦指示によって自動行動し、属性相性や魔導石の装備によって戦術が変化します。戦闘中には「ジャストアタックフレーム」などのタイミング入力要素も導入されており、操作性と戦略性の両面が求められます。イベントシーンではアニメーション演出やフルボイスが採用されており、物語の没入感を高める構成となっています。
本作は、2004年にPC向けタイトルとして発表された『イアルサーガ ミマナの導き』を原型とし、幾度の延期とプラットフォーム変更を経てPSP向けに発売されました。世界観は『リトル・ウィッチ パルフェ』や『AS〜エンジェリックセレナーデ』と共通する設定が含まれており、工画堂スタジオ作品のファンにとっては馴染み深い要素が散りばめられています。
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