『遠隔捜査 -真実への23日間-』は、2009年2月5日にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたPlayStation Portable専用の推理アドベンチャーゲームです。

本作は、警視庁の捜査官・神宮寺直人が、遠隔地からの情報収集と分析を駆使して殺人事件の真相に迫るという、通信技術と捜査ドラマを融合させた作品です。プレイヤーは、現場に赴くことなく、ネットワークを通じて証拠を集め、関係者と連絡を取りながら事件の構造を解き明かしていきます。

ゲームは23日間という限られた期間内で進行し、日々の選択と行動が物語の展開に影響を与えるマルチエンディング方式を採用しています。登場人物の心理描写や伏線の張り方が丁寧で、プレイヤーの推理力が試される構成になっています。

また、携帯機ならではのインターフェースを活かし、メールや通話といった通信手段がゲームシステムに組み込まれており、臨場感のある捜査体験が可能です。サスペンスドラマのような緊張感と、情報戦の面白さが融合した意欲作です。