『オツゲー 占イナンデス。』は、不思議なキャラクターたちと共に「お告げ(オツゲー)」を楽しむ、癒やし系占いコミュニケーションツール。2008年12月18日にドラスからPlayStation Portableで発売されました。
本作は明確なストーリーや攻略要素を持つゲームではなく、日々の運勢や相性を占うデジタルツールとして設計されています。「オツゲられたり。オツゲたり。」をキャッチフレーズに、タロットのようなカードを使う「カードでみる」、生年月日から性格や運勢を導き出す「生まれた日でみる」、姓名判断を行う「なまえでみる」の3種類のモードを搭載しています。
全体を通して漂う「ゆるい」雰囲気が最大の特徴で、ナビゲーター役の謎のキャラクター「カミノくん」が脱力感のあるメッセージでプレイヤーを導きます。BGMには、ロシアの民芸品マトリョーシカに電子楽器テルミンを内蔵した「マトリョミン」の演奏を採用しており、その独特な電子音が醸し出す不思議な浮遊感が、シュールで温かい世界観を形成しています。
本作はドラスのオリジナル作品ですが、BGMに使用されている楽器「マトリョミン」は、テルミン奏者の竹内正実氏によって開発された実在の電子楽器です。マトリョーシカの中にアンテナとスピーカーを収めた構造で、手をかざして音程を操る演奏スタイルと愛らしい外見から、一部でカルト的な人気を誇ります。













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