『天地の門2 武双伝』は、2006年10月19日にソニー・コンピュータエンタテインメントよりPlayStation Portable専用ソフトとして発売された、東洋風ファンタジー世界を舞台にしたアクションRPGです。前作『天地の門』の世界観を継承しつつ、2人の主人公による視点切り替えや連続技構築システムなどを導入したシリーズ第2作です。

プレイヤーは武官の名門リジュ家の当主「リジュ・ロウ」と、文官の名門ギキョウ家の長女「ギキョウ・シュンカ」を操作し、朱く染まり始めた“セーマ門”の謎を解き明かす旅に出ます。剣術・槍術・拳術・魔法など多彩な攻撃手段を駆使し、敵との戦闘を重ねながら物語を進行させます。主人公はいつでも切り替え可能で、敵の特性に応じた戦略的なプレイが求められます。

本作最大の特徴は「武芸録」と「レーヂ盤」による連続技構築システムです。プレイヤーは“拳譜”と呼ばれる技のパーツを武芸録に組み込み、段数に応じたコンボを自由に設定できます。拳譜は剣術・槍術・拳術の3系統に分類され、各系統に一式から四十式までの技が存在します。使い込むことで段数が増える“昇段武芸録”も登場し、最大10段まで拡張可能です。

アドホック通信による2人対戦や、インフラストラクチャーモードを利用した追加ミッションのダウンロードにも対応しており、やり込み要素も充実しています。登場キャラクターには帝都セーマの執政官「エジェン・ザーン」や禁衛隊隊長「カシュー・カーラ」など個性豊かな人物が揃い、物語に深みを与えています。東洋的な世界観と自由度の高い戦闘システムが融合した意欲作です。

本作は、2006年に発売されたアクションRPG『天地の門』をベースにしたシリーズ第2作です。前作と同じ世界観を共有しつつ、2人の主人公による視点切り替えや新たな戦闘システムを導入しています。