『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース』は、2006年にコナミデジタルエンタテインメントより発売されたPlayStation Portable向け対戦型カードゲームです。テレビアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』を題材としており、アドベンチャー形式の学園生活とカードバトルを融合させた構成が特徴です。プレイヤーはデュエルアカデミアに転入した主人公として、タッグデュエル大会「タッグフォース」に向けてパートナーを探しながら物語を進めていきます。

ゲームは3部構成で展開され、第1部では学園生活を通じてパートナー候補との親密度を高めることが目的となります。第2部では大会編として、GXメダルを集めながらタッグデュエルに挑戦し、優勝を目指す流れとなっています。第3部では「セブンスターズ」と呼ばれる刺客との戦いが描かれ、封印された七精門の謎に迫る展開が用意されています。登場キャラクターはアニメ準拠で、十代、万丈目、明日香などの主要人物がフルボイスで登場します。

システム面では、OCGルールに準拠したデュエルが可能であり、2対2のタッグデュエルにも対応しています。カード収録数は2400枚以上で、当時の最新パック「POWER OF THE DUELIST」までを網羅しています。好感度システムやドローパンによるプレゼント機能、デュエリスト名鑑、カード変換機などの要素も搭載されており、キャラゲーとしての側面とカードゲームとしての完成度を両立した作品です。