『BLOOD+ 〜ファイナルピース〜』は、2006年9月7日にソニー・コンピュータエンタテインメントよりPlayStation Portable専用ソフトとして発売された、アニメ「BLOOD+」を題材にしたアドベンチャーゲームです。プレイヤーは主人公・音無小夜を中心とした登場人物たちの視点を切り替えながら、物語の空白期間を補完する新たなエピソードを体験します。

本作はテレビアニメ本編の「ベトナム編」と「ロシア編」の間に存在する“空白の7日間”を描いており、アニメでは語られなかった裏側の出来事が明かされます。プレイヤーは複数のキャラクターを操作し、それぞれの立場から事件の真相に迫る構成となっており、選択肢によって展開が変化するマルチルート形式を採用しています。

ゲームはテキストとビジュアルを中心に進行し、アニメの雰囲気を再現した演出やBGMが随所に盛り込まれています。キャラクターボイスはアニメ版と同じ声優陣が担当しており、ファンには馴染み深い音響体験が提供されます。さらに、特定条件を満たすことで解放される隠しシナリオやギャラリー要素も収録されており、やり込み要素も充実しています。

開発はProduction I.Gが監修しており、アニメ本編との整合性を重視したシナリオ構成が特徴です。パッケージ版に加え、PlayStation Storeでのダウンロード販売にも対応しており、発売当時はアニメファンを中心に話題を集めました。

本作は、2005年から2006年にかけて放送されたテレビアニメ『BLOOD+』を原作としたゲーム作品です。Production I.Gがアニメ制作を担当し、吸血鬼と人間の戦いを描いた重厚なストーリーが展開されました。ゲームではアニメ本編の補完を目的としたオリジナルエピソードが描かれています。