『バブルボブル マジカルタワー大作戦!!』、2006年8月31日にマーベラスインタラクティブから発売されたPlayStation Portable対応のアクションパズルゲーム。タイトーの名作アクション『バブルボブル』を3Dグラフィックで一新し、泡を吐いて敵を倒す爽快感はそのままに、頭を使うギミックや謎解き要素を大幅に強化した新作タイトルとなっています。

物語は、18世紀のロンドンで暮らすバブルンとボブルン兄弟が、突如として恐竜の姿に変えられ、不気味な「マジカルタワー」に閉じ込められるところから始まります。プレイヤーは二人を操作し、泡で敵を包んで割る基本アクションに加え、凍った扉を熱い場所で溶かしたり、種に水をやって植物を育てて足場にしたりといった、ステージごとのパズルを解きながら塔の脱出を目指します。

本作の特徴は、バブルンとボブルンが別々の塔(左の塔と右の塔)を攻略し、キャラクターを切り替えながら進む「ザッピングシステム」です。片方の行動がもう一方の状況に影響を与えるため、二人の連携とひらめきが攻略の鍵を握ります。また、PSPの通信機能を使った最大4人での対戦バトルも搭載されており、泡と魔法が飛び交う賑やかなサバイバルを楽しむことも可能です。

懐かしくも新しい、泡吐きドラゴンの大冒険。アクションの腕前だけでなく、知恵と工夫で道を切り拓く、パズルゲームとしての奥深さを兼ね備えた一作です。

本作は、1986年にタイトーからアーケードゲームとしてリリースされた『バブルボブル』を原作としています。泡を吐くドラゴンのバブルンとボブルンを操作し、敵を泡に閉じ込めて割るというシンプルかつ爽快なルールと、隠し要素満載の奥深さが大ヒットを記録しました。本作はそのリメイク・アレンジ作品として、アクションよりもパズル要素を重視した構成になっています。

原作:バブルボブル