『Every Extend Extra』は、2006年にPSP専用タイトルとして登場した特殊系シューティングゲームです。元は個人制作のフリーゲーム『Every Extend』をベースに、水口哲也のプロデュースによって商品化されました。発売後は、Xbox 360向けに続編『Every Extend Extra Extreme』が展開され、音と光の演出を軸にした独自のゲーム性が注目を集めました。
プレイヤーは、自機を自爆させることで敵を巻き込み、連鎖爆破によってスコアを稼ぎます。爆風が敵に連鎖するほど得点が上昇し、時間延長やアイテム獲得によってプレイ時間を伸ばすことができます。自爆のタイミングや位置を調整する「タメ爆破」や「コア切り離し」などの操作が加わり、戦略性と爽快感が融合したプレイが可能です。敵の出現頻度やBGMのテンポがアイテムによって変化し、視覚と聴覚の刺激が連動する演出が特徴です。
ステージごとに異なるスキンや楽曲が用意されており、O-Zone「恋のマイアヒ」のリミックスなど、音楽との一体感がゲーム体験を彩ります。残り時間が一定値を切ると登場するボスとの戦いでは、爆破の連鎖を駆使して攻略する必要があり、緊張感と達成感が交錯します。自機の残機管理やアイテムの取得タイミングがスコアに直結するため、プレイヤーの洞察力と反射神経が試されます。
PSP専用タイトルとして、携帯機での短時間集中プレイに最適化された本作は、視覚演出と音楽の融合による没入感を追求した意欲作です。『ルミネス』『メテオス』に続くQ ENTERTAINMENTの「光と音の快感」路線を継承し、独自のシューティング体験を築き上げました。
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