『-どこでもいっしょ- レッツ学校!』は2006年6月15日にソニー・コンピュータエンタテインメントよりPlayStation Portable向けに発売された「学校ごっこ」型コミュニケーションゲームであり、そのスピンオフ作品『-どこでもいっしょ- レッツ学校! トレーニング編』は2007年12月20日に配信されたダウンロード専用タイトルです。

『レッツ学校!』では、プレイヤーが教師となってポケピたちに言葉を教えながら授業を進め、個性豊かな生徒たちとの交流を通じて“ことば”の面白さを体験できます。授業は国語・算数・理科・社会などの教科に分かれており、教えた言葉がポケピたちの発言に反映されることで、ユニークな会話が展開されるのが特徴です。さらに、部活動ではミニゲームを通じてポケピたちの能力を伸ばすことができ、学校生活の幅広い楽しみ方が用意されています。

その後に登場した『トレーニング編』は、前作の部活動パートを強化した構成で、1日3限すべてがトレーニングに置き換えられています。しりとりや記憶力テスト、日本地図の穴埋めなど、40種類以上のミニゲームが収録されており、平均60点以上のスコアを獲得しないと次の日に進めないという明確な合格基準が設定されています。これにより、繰り返し挑戦することでスコアを伸ばす達成感が得られます。

両作品ともに、ポケピたちとの言葉遊びを軸にしながら、学びと遊びを融合させた独自のゲーム体験を提供しています。セーブデータの引き継ぎによって、覚えさせた言葉が『トレーニング編』でも活用できるため、シリーズを通して継続的な楽しみ方が可能です。

本シリーズは、1999年にPlayStation用ソフトとして登場した『どこでもいっしょ』を原作とする派生作品群の一つです。ポケピと呼ばれるキャラクターたちに言葉を教え、会話を楽しむという基本コンセプトを継承しつつ、学校生活やトレーニングをテーマにした新たな遊び方を提案しています。シリーズを通じて、言葉によるコミュニケーションの面白さを追求しています。