『XIコロシアム』は、2006年3月9日にソニー・コンピュータエンタテインメントからPlayStation Portable向けに発売されたアクションパズルゲームで、シリーズ初代『XI [sai]』のルールをベースに再構成された携帯機向けタイトルです。

本作は、悪魔のキャラクター「アクイ」を操作し、ステージ上に湧き出るサイコロを転がして同じ目を揃え、消していくというシンプルながら奥深いゲーム性が特徴です。サイコロの目の数だけ隣接させることで消去できる「バニッシュ」や、沈みかけたサイコロに同じ目を連鎖させる「チェイン」など、戦略的な消し方が求められます。

収録モードは「トライアル」「タイムトライアル」「パズル」の3種で、制限時間や条件クリアなど多様な遊び方が可能です。アドホック通信による最大5人までの対戦プレイにも対応しており、携帯機ならではのマルチプレイが楽しめます。グラフィックはトゥーン調に変更され、キャラクターの演出も一新されています。

ただし、前作『XI JUMBO』にあったジャンプ・持ち上げ機能は削除されており、初代ルールに準拠した構成となっています。一部演出の簡略化やフィールドサイズの違和感、ロード時間の長さなどが指摘されており、シリーズファンからは賛否両論の評価も見られます。

原作は1998年にPlayStation用として発売された『XI [sai]』で、サイコロを転がして目を揃え、消していく独自のルールが話題となったアクションパズル作品です。 『XIコロシアム』はその初代ルールをベースに、PSP向けに再構成されたタイトルです。