『三國志VII』は、2000年8月31日にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)からPlayStation 2向けに発売された歴史シミュレーションゲームで、「三國志」シリーズの第7作にあたります。本作ではシリーズ初となる「全武将プレイ」を採用し、君主だけでなく一般武将や在野の人物としてもプレイ可能になりました。これにより、武将として仕官し功績を積んで出世を目指す、他勢力に仕えて内側から影響力を高める、あるいは反乱を起こして独立するなど、多彩なロールプレイが可能になっています。主人公に選べる登場人物は520人。PlayStation 2、PlayStation Portable版ではさらに18人追加されています。

ゲームは「個人コマンド」と「戦略コマンド」に分かれ、武将個人としての鍛錬・交友・特技習得と、勢力全体の内政・軍事・外交が並行して進行します。身分は君主・太守・軍師・一般・在野の5段階で、他武将との交流やイベントを通じて能力や特技が成長します。戦闘は野戦と攻城戦に分かれ、士気や罠、兵科の特性を活かした戦術が重要です。

シナリオは史実・仮想合わせて7本を収録。パワーアップキット版では新シナリオやイベント、編集機能などが追加され、遊びの幅が広がりました。