『金色のコルダ』は、2004年3月18日にPlayStation 2版が発売され、2005年11月10日にPlayStation Portable版が発売された恋愛・育成シミュレーションゲームです。コーエー(現・コーエーテクモゲームス)の「ネオロマンス」ブランド作品で、現代の学園を舞台に、音楽と恋愛をテーマにした物語が展開されます。

舞台は普通科と音楽科が併設された星奏学院。普通科に通う女子高生の主人公は、学内で行われる音楽コンクールに、妖精リリの導きによってヴァイオリン奏者として参加することになります。コンクールを通じて、音楽科の実力者たちや同級生との交流が深まり、友情や恋愛が芽生えていきます。プレイヤーは練習や本番演奏を重ねながら、音楽的成長と人間関係の進展を両立させることが求められます。

ゲームシステムは、スケジュール管理による練習・休養・交流の選択と、演奏パートでの音楽ゲーム要素を組み合わせた構成です。演奏では楽曲の難易度や主人公の技術レベルに応じた判定が行われ、練習の成果が直接反映されます。登場キャラクターごとに異なるイベントやエンディングが用意され、周回プレイで全ての物語を楽しむことができます。

PS2版
初代プラットフォームとして発売され、フルボイスイベントや多彩なBGM、アニメ調のキャラクターグラフィックを採用。ネオロマンス作品らしい演出やイベントスチルが豊富に収録されています。

PSP版
PS2版をベースに移植され、携帯機向けにUIや操作性を最適化。追加イベントや新規スチルが収録され、一部システムの調整によりテンポが向上しています。UMDによる持ち運びプレイが可能になり、外出先でも物語を進められる仕様です。