『ウォーリアーブレイド ラスタンVSバーバリアン編』は、タイトーが展開する『ラスタンサーガ』シリーズの流れを汲みつつ、2003年4月3日にPlayStation 2向けに発売された3D対戦格闘アクションです。シリーズの中では異色の作品であり、従来の横スクロール型アクションから脱却し、フィールドを活用した立体的な戦闘を導入しました。発売後はゲームキューブ版も登場し、最大8体による乱戦やキャラクター育成要素が話題となりました。

『ウォーリアーブレイド ラスタンVSバーバリアン編』は、伝説の英雄ラスタンの血を引く者たちが、魔導師ゾークの陰謀を阻止するために戦う格闘アクションです。プレイヤーは10体の個性豊かなキャラクターから1体を選び、剣や魔法、投げ技を駆使して敵を打ち倒します。戦闘では、木にぶら下がって蹴りを繰り出したり、落ちている箱を投げつけたりと、フィールドを活用した攻撃が展開されます。

クエストモードでは、11の謎を解きながらゾークの野望を阻止する物語が進行します。その過程で、経験値を獲得してキャラクターを成長させることができ、育成したキャラクターはバーサスモードでも使用可能です。加えて、マジックゲージを消費して発動するルーン攻撃や、遠距離魔法によるレンジ攻撃など、多彩な技が戦術の幅を広げます。

バーサスモードでは、1対1の対戦に加え、最大4組によるチームバトルや8体による大乱戦が可能です。その過程で、キャラクターの特性や技の組み合わせによって戦況が大きく変化し、プレイヤーは戦略的な立ち回りを求められます。トレーニングモードでは、ヒットポイントを減らさずに技や魔法の練習ができ、ボタン配置やカメラ視点の変更も可能です。