『ジェネレーション オブ カオス イクシード 〜闇の皇女ロゼ〜』、2003年2月6日にアイディアファクトリーから発売されたニンテンドーゲームキューブ対応のシミュレーションロールプレイングゲーム。
大陸統一を目指す国盗り戦略シミュレーション(SLG)と、ダンジョンを探索してキャラクターを育成するRPG、そして物語を彩る多彩なアニメーションが融合した、野心的な「アニゲー」スタイルの作品となっています。

本作は、PlayStation 2で人気を博した『ジェネレーション オブ カオス』の移植強化版であり、シリーズ初の任天堂ハード向けタイトルです。物語の舞台は、人間や魔族など様々な種族が争う「ネバーランド大陸」。プレイヤーは、魔族と人間の間に生まれ忌み嫌われる「闇の皇女ロゼ」をはじめとする個性的な君主たちから一人を選び、大陸の覇権を握るために戦乱の世を駆け抜けます。

ゲームは、内政や進軍を行う「SLGパート」と、部隊を率いて敵と戦ったりダンジョンを探索したりする「RPGパート」を交互に繰り返して進行します。最大の特徴は、30対30の兵士たちが入り乱れる迫力の集団戦闘です。ゲームキューブ版では、必殺技発動時などに挿入されるアニメーション演出が大幅に強化されており、戦場の臨場感とドラマ性がより一層高められています。

重厚なファンタジー世界観と、編成や育成といった緻密な戦略性が絡み合うシステムは、じっくりと腰を据えて遊ぶプレイヤーに最適です。

本作は、2001年にPlayStation 2で発売された『ジェネレーション オブ カオス』の第1作目をベースに、システム調整や演出強化を施した移植版です。原作シリーズは、「スペクトラルフォース」シリーズと世界観(ネバーランド大陸)を共有しており、1000人以上の登場キャラクターや壮大な歴史設定が特徴のファンタジー戦記として、多くの続編や外伝が制作されました。

ジェネレーション オブ カオス