『桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ!』は、ハドソンがゲームボーイアドバンス向けに発売したボードゲームです。本作は『桃太郎電鉄jr.』以来7年ぶりの携帯機向け作品であり、シリーズ第14作にあたります。基本的なゲーム内容は『桃太郎電鉄12』の全国編マップをベースにしていますが、新たに「デッキシステム」が導入されており、単なる移植ではなく新作として位置づけられています。
「デッキシステム」では、ゲーム中に収集したカードを最大8セットまで保存でき、短期決戦モード「桃鉄3年決戦!」で使用可能です。また、通信ケーブルやワイヤレスアダプタを用いた通信対戦やデッキ交換にも対応しています。新登場のカードやイベントも多数追加されており、物件駅の増資によってカードがもらえる要素や、特定の施設を所有することで物産展イベントが発生する仕様も盛り込まれています。
本作では「ピヨピー」がゲストボンビーとして登場し、札幌の名産怪獣「雪の恋人怪獣ピヨピー」として描かれています。音楽は関口和之、池毅、宮路一昭が担当し、キャラクターデザインは土居孝幸が手掛けています。GBA作品としては最大級のボリュームを誇り、テンポや演出面でも据え置き機に匹敵する完成度を実現しています。
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