『鋼の錬金術師 想い出の奏鳴曲』は、2004年にゲームボーイアドバンスで発売されたRPG作品で、旧アニメ版『鋼の錬金術師』の世界観をベースにしたオリジナルストーリーが展開されます。原作の重厚なテーマを受け継ぎながらも、ゲーム独自のキャラクターや事件が絡み合い、プレイヤーはエドやアルたちと共に謎の爆破事件の真相を追う旅に出ます。
物語は、謎の少女ヴィオラや探偵リュート、元国家錬金術師ファゴットとの出会いを通じて、国家錬金術師たちの過去と陰謀に迫る展開が続きます。戦闘はアクティブタイムバトル方式で進行し、最大3人編成のパーティを組んで戦います。エドやウィンリィによる錬金術は、素材カードを組み合わせて技を錬成する独自システムが採用されており、属性や質量、価値といった要素を考慮して戦術を練る必要があります。
登場キャラクターは、エド、アル、ウィンリィ、マスタング大佐、アームストロング少佐、ホークアイ中尉など原作の主要人物が勢揃いし、それぞれ異なる能力と役割を持っています。ストーリーは旧アニメ版の雰囲気を色濃く反映しており、切なさと希望が交錯する展開が印象的です。ラスボス戦では「オモイデ」「カナシミ」といった象徴的な存在が登場し、主題歌『メリッサ』の歌詞とリンクする演出も見られます。
本作はゲームボーイアドバンス専用タイトルとして、ドット絵による美麗な演出とテンポの良いゲーム進行が特徴です。会話シーンやカットインはアニメに近い表現が施されており、ファンにとっては懐かしさと新鮮さが同居する作品となっています。錬金術による謎解きや素材収集など、RPGとしてのやり込み要素も充実しており、原作ファンはもちろん、初めて触れるプレイヤーにもおすすめできる一本です。
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