『絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛〜怒りのおしおきブルース〜』は、2004年7月16日にキッズステーションから発売されたゲームボーイアドバンス専用アクションゲーム。コロコロコミック連載のギャグ漫画『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』を原作とし、シリーズ3作目にあたるタイトルです。今作では、作者・曽山一寿の家が竜巻に襲われ、漫画の原稿が散逸してしまったことをきっかけに、じーさんと孫が原稿を探して奔走する物語が展開されます。
ゲームは、町や森などのフィールドで物や人を拾って投げつけるという独特のアクションが中心。一般市民にも攻撃判定があり、投げ飛ばすと悲鳴を上げて画面外に吹っ飛ぶなど、原作の過激なギャグ表現を再現しています。敵を倒すと食材が飛び散り、HP回復や最大値上昇に利用できるほか、変身じーさんによる特殊能力も健在。変身は自由に切り替え可能で、一部は読者公募によって採用されたものも含まれています。
原稿を集めることで漫画が読める仕組みになっており、内容はゲームのダンジョンと連動したオリジナルエピソード。すべての原稿を集めるとエンディングに到達し、複数の分岐が用意されています。暴力的な演出や「しばらくお待ちください」画面など、原作の過激さと笑いをそのままゲームに落とし込んだ構成で、キャラゲーとしての完成度も高い一作です。
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』は、曽山一寿によるギャグ漫画で、1999年から『コロコロコミック』で連載開始。じーさんと孫が繰り広げる過激で理不尽な日常を描き、暴力的なギャグとテンポの良さが人気を集めました。アニメ化やゲーム化など多方面に展開され、子ども向けながらも大人も笑える作風が特徴です。













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