『ソニックアドバンス3』は、2004年6月17日にセガよりゲームボーイアドバンス向けに発売された2D横スクロールアクションゲームで、『ソニックアドバンス』シリーズの第3作にあたります。開発はディンプスが引き続き担当し、ソニックチームが監修を務めました。本作では、シリーズ初となる「タッグアクション」システムが導入され、2人1組でのプレイが大きな特徴となっています。
プレイヤーは、ソニック、テイルス、ナックルズ、エミー、クリームの5人から2人を選び、1人が操作キャラ、もう1人がパートナーとして同行します。パートナーによって発動する「タッグアクション」は、ジャンプ補助や滑空、ブーストなど多彩で、組み合わせによって攻略ルートやプレイ感覚が大きく変化します。これにより、同じステージでも異なるアプローチが可能となり、リプレイ性が高められています。
ステージ構成は全7ゾーン+ファイナルゾーン+エクストラゾーンで、各ゾーンには3つのアクトとボス戦が用意されています。ゾーンごとにエリアマップが存在し、自由にアクトを選択して挑戦できる構成となっており、探索要素も強化されています。スペシャルステージへは、各アクトに隠されたチャオを10匹集め、出現するSPキーを入手してクリアすることでアクセス可能です。カオスエメラルドを7つすべて集め、ソニックでファイナルゾーンをクリアすると、真の最終ステージ「ノンアグレッション」へ進出できます。
なお、前作までに存在した「プチガーデン」やゲームキューブとの連動機能は本作では廃止されており、純粋なアクション性に特化した構成となっています。通信ケーブルを用いた2人協力プレイや対戦モードも搭載されており、1カートリッジでも簡易的な対戦が可能です。
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