『ピューと吹く!ジャガー ビョ〜と出る!メガネくん』は、笛とギャグで世界を救う“ジャンル崩壊型バカゲーアクション”です。
本作は、うすた京介によるギャグ漫画『ピューと吹く!ジャガー』を題材にしたゲームボーイアドバンス専用タイトルで、2004年4月29日にコナミより国内発売されました。プレイヤーは笛吹きジャガーを操作し、ハマーの自伝「裸のハマー」によってダメ人間化した世界を元に戻すため、仲間と共に“珍笛”を集めながらステージを攻略していきます。
ジャンルは「笛マティックRPG」と銘打たれていますが、実態はステージごとにジャンルが変化する2Dアクションゲーム。横スクロール、縦スクロール、格闘、シューティング、ファミコン風など、各ステージが別ゲームのような構成で、「この面、完全にグラディウスでは…?」と感じるほどのパロディ演出が満載です。
ジャガーの攻撃は笛による打撃で、地上では三段攻撃、空中では急降下突撃が可能。道中で入手できる「珍笛」によって性能が強化され、飛び道具やオプションが追加されることも。仲間召喚アイテム「松茸」を使えば、ピヨ彦・高菜・ハミィのいずれかがランダムで登場し、サポート攻撃を行ってくれます。
さらに、付属の3Dメガネを使うと一部ステージが立体視可能という異例の仕様も搭載。なくてもプレイ可能ですが、画面演出が変化するため、当時のファンアイテムとしても話題になりました。ボーナスステージでは『サーカスチャーリー』風のアクションや、『イー・アル・カンフー』風の格闘など、コナミ自社パロディも多数登場し、ギャグとゲーム愛が詰め込まれた構成です。
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