『東京魔人學園符咒封録』は、2004年4月1日にマーベラスインタラクティブよりゲームボーイアドバンス向けに発売された、学園伝奇シリーズのカードバトル型アドベンチャーゲームである。ワンダースワン版『符咒封録』の移植作であり、グラフィックのカラー化や新要素の追加によって大幅に強化されている。
プレイヤーは主人公・緋勇龍麻(名前変更可能)となり、東京に現れた“災厄”を封印するため、勧請師や巫女とともに行動する。物語は章立てで進行し、探索や会話を通じてカードを収集し、戦闘に備える。戦闘はカードバトル形式で、五行属性や摩尼レベルを活用しながら、スキルや特殊効果を駆使して敵を封じていく。
ゲームボーイアドバンス版では、女主人公の選択が可能となり、専用イベントや呼称の変化が追加されている。また、他シリーズ作品からのゲストカードが登場し、カードの種類も大幅に増加。カード収集のための「如月骨董品店」や、隠しカード入手に関わる「句会」など、やり込み要素も充実している。
シリーズ特有の感情入力システムは簡略化されているが、カード入手やイベント分岐に影響を与える要素として残されている。地下100階まである「封陰窟」など、探索型のダンジョンも用意されており、アドベンチャーとバトルの両面で楽しめる構成となっている。
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