『ボクらの太陽』は、現実の太陽光を武器に変える“太陽センサー連動型アクションRPG”です。

本作は、2003年7月17日にコナミよりゲームボーイアドバンス専用タイトルとして発売された意欲作で、カートリッジに紫外線センサー(通称:太陽センサー)を内蔵。プレイヤーは“太陽少年ジャンゴ”となり、太陽銃「ガン・デル・ソル」を手に、闇の一族イモータルやアンデッドに立ち向かいます。ゲーム内の「太陽ゲージ」は、実際の太陽光(紫外線)を浴びることで充填され、これがなければ敵にダメージを与えることすらできないという、現実環境とゲーム進行が直結した設計が最大の特徴です2。

ジャンルはステルス要素を含むアクションRPGで、敵の視界を避けながら進むマップ構成や、謎解き・ギミック解除・ボス戦などが盛り込まれています。特に「パイルドライバー」と呼ばれる浄化装置を使ったボス戦では、太陽ゲージの残量が勝敗を左右し、「曇ったらゲームオーバー」という前代未聞の緊張感が味わえます。

ストーリーは、太陽の街サン・ミゲルが闇に覆われた世界を舞台に、ジャンゴが父の仇であるヴァンパイアロード“伯爵”を追って死の都イストラカンへ向かうという王道展開。道中では太陽の使者「おてんこさま」や、大地の巫女「リタ」、そして生き別れの兄「サバタ」との再会など、ドラマ性の高いイベントが多数展開されます2。