『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説』は、2002年にゲームボーイアドバンス向けに発売されたカードバトルRPGです。本作は原作「バトルシティ編」の展開をベースにしており、プレイヤーは童実野町を舞台に6枚のパズルカードを集めながら大会の決勝進出を目指します。登場キャラクターは100人以上に及び、原作・アニメに登場したデュエリストたちとの対戦が可能です。
ゲームシステムは従来のOCG準拠から一転し、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4』までの独自ルールに回帰しています。融合召喚の廃止や召喚魔族による優劣システムの復活など、戦略性よりも属性相性やレベル制限に重きを置いた構成となっています。カード総数は900枚で、ゲーム内通貨「ドミノ」による売買やパスワード入力による入手も可能です。アンティルールの導入により、敗北時には賭けたカードを失う仕様が採用されています。
演出面では一部キャラクターにボイスが実装されており、「俺のターン」などの台詞が再生される場面もあります。ただし通信対戦機能は搭載されておらず、他プレイヤーとの対戦は不可能です。エンディング後のやり込み要素も存在せず、ゲームクリア後は再プレイ以外の選択肢がありません。神のカードは登場するものの、《ラーの翼神竜》は使用不可であり、観賞用の扱いに留まっています。
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