『信長異聞』は、織田信長の生涯を追体験しながら、史実の分岐点にプレイヤーの意思で介入し、新たな戦国史を紡ぎ出す歴史シミュレーションゲーム。2002年07月04日にグローバル・A・エンタテインメントからゲームボーイアドバンスで発売されました。
本作は、ノベル形式で物語が進行する「アドベンチャーパート」と、軍団を指揮して敵と戦う「シミュレーションパート」の2部構成となっています。最大の特徴は、タイトルにある通り「異聞(IF)」の要素がふんだんに盛り込まれている点です。プレイヤーの選択次第で、桶狭間の戦いや本能寺の変といった歴史的事件の結末が変化します。
本来なら非業の死を遂げるはずの武将を生存させたり、敵対勢力と早期に和睦したりといった歴史の書き換えが可能です。合戦パートでは、リアルタイムで戦況が変化するシステムを採用しており、刻一刻と動く敵部隊の動きを見極めながら、鉄砲隊や騎馬隊への指示を出す緊張感ある采配を楽しめます。登場人物は200人以上に及び、硬派な歴史ファンも納得の重厚なテキストで信長の一代記が描かれます。
本作は、後にPlayStation 2などで『ロスト・アヤ・ソフィア』などのシミュレーションゲームを手掛けるグローバル・A・エンタテインメントの初期作品です。携帯ゲーム機ながら、文字情報の多さと分岐の豊富さで、読み物としても楽しめる一本に仕上がっています。













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