『ぐるロジチャンプ』は、L・Rボタンでフィールド全体を回転させながら最適解を導き出す、思考型アクションパズルゲーム。2001年11月29日にコンパイルからゲームボーイアドバンスで発売されました。
本作の舞台は、水道の蛇口や観覧車など、あらゆる「回るもの」が回転を止めてしまった世界です。プレイヤーは黄色い体に一本角が生えた兄「チャンプ」と、水色の弟「クイン」の兄弟を操作し、奪われた回転を取り戻すための冒険へ旅立ちます。ゲームの基本ルールは、フィールドの外周からブロックを発射し、中心にあるキャンバスの指定されたマス(設計図)を埋めてイラストを完成させるというものです。
一見するとシンプルなお絵かきロジックに見えますが、その難易度は非常に高く設定されています。ブロックは「既存の壁やブロックにぶつかるまで止まらない」という性質を持つため、何もない空間にいきなりブロックを置くことはできません。そこで重要になるのが、フィールド自体を90度ずつ回転させるシステムです。回転させることでブロックを撃ち込む角度を変え、既に置いたブロックをストッパーとして利用したり、一度配置したブロックを吸い込んで再利用したりしながらパズルを組み立てます。後半のステージでは、ブロックを弾き返す「ゴムの壁」や、一度しか通れない床などのギミックが登場し、一手の手順ミスが手詰まりに直結する詰将棋のような厳密な思考が求められます。全300問以上のステージが収録されており、「のーみそコネコネ」でおなじみのコンパイルらしい、ポップな見た目と骨太な論理性が融合した一作です。
開発元のコンパイルは、『ぷよぷよ』や『魔導物語』シリーズで知られるメーカーです。本作は同社の経営破綻直前に発売された末期のタイトルでありながら、その完成されたシステムとキャラクターの愛らしさから、パズルゲームファンの間で語り継がれています。













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