『ジュラシック・パークIII 恐竜にあいにいこう!』は、2001年にコナミよりゲームボーイアドバンス向けに発売された経営シミュレーションゲームです。本作は映画『ジュラシック・パークIII』を題材としていますが、ゲーム内容はシリーズ第1作をモチーフとしており、プレイヤーは恐竜テーマパークの運営者として施設の建設・恐竜の復元・来園者の満足度向上を目指します。

ゲームは20年間の運営期間を通じて、世界各地に発掘隊を派遣して琥珀を収集し、DNA解析によって恐竜を復活させる流れで進行します。恐竜は140種類以上が登場し、草食・肉食・水棲・飛行型など多岐にわたります。施設にはバス・ホテル・売店・噴水などを自由に配置でき、来園者の属性（子供・カップルなど）に応じた施設設計が求められます。恐竜の脱走や資金難によるゲームオーバーも存在し、戦略的な運営が必要です。

演出面では、恐竜の展示は一枚絵による簡易表現に留まるものの、図鑑モードでは詳細な情報が閲覧可能です。裏技として「コナミコマンド」による隠し要素も存在し、やり込み要素が強化されています。販売はイベント「ジュラシック・パーク インスティテュートツアー」でも行われ、限定品としての側面も持ち合わせています。