『マージ 〜MARGINAL〜』は、2003年にACTRESSのブランドWHITE CLARITYからPC向けに発売された洋館ファンタジーメイドアドベンチャー。主人公が祖父の遺言で屋敷を訪れ、6人の女性と共同生活を送る中で、自身の出生と精霊の力に向き合っていく。
物語は、両親を幼い頃に亡くした主人公・天璋院糾(てんしょういん あざな)が、祖父の代理人から屋敷の権利書と鍵を託される場面から始まる。無人と思われた屋敷には、糾を待ち続けていた5人のメイドと、森で迷い込んだ巫女がいた。彼女たちとの共同生活を通じて、糾は自らの出生の秘密や精霊との関係を知っていく。
プレイヤーは糾として、屋敷での生活を送りながらヒロインたちと交流を重ねる。選択肢によって物語が分岐し、エンディングは6種類。主人公は人間と精霊のハーフであり、精霊の傷を癒す力を持つ。各ヒロインのシナリオを進めることで、その力の意味が明らかになっていく。
PC版は18禁で、音楽誤用問題により販売が終了。後にDreamcastおよびPlayStation 2向け(マージ〜あの時の遠い約束を〜)に全年齢版として移植され、BGMの差し替えやCGの追加が行われた。DVDPG版も発売されている。キャラクター名は一部変更可能で、女性キャラクターのみボイス付き。CG・音楽・回想モードを搭載している。
コメントを追加