『雪語り』は、2002年12月26日にTAKUYOより発売されたドリームキャスト用恋愛アドベンチャーゲームです。2005年7月28日にはPlayStation 2版が発売され、移植に際して演出や操作性が調整されました。原作は、2001年にTarteがPC向けに発売した18禁版であり、コンシューマ版では全年齢向けに再構成されています。
物語の舞台は雪深い山中。主人公・新見孝志は、学園のスキー教室に参加するため、担任教師や友人たちと共に旅館へ向かいます。例年とは異なる場所での開催となった今年のスキー教室には、縁結びの噂を信じていた生徒たちが参加を取りやめ、定員割れの危機に陥っていました。プレイヤーは孝志の視点で物語を進め、章ごとに展開されるイベントや会話を通じて、登場人物との関係性を深めていきます。
選択肢によって好感度が変化し、特定の条件を満たすことでエンディングが分岐します。ドリームキャスト版では、新キャラクター・新見沙紀が追加されており、他のヒロイン全員を攻略することで登場する隠し要素となっています。登場人物は全員フルボイスで、雪山の静けさや旅館の温もりを感じさせる演出が随所に挿入されています。
画面は640×480のHighColor表示に対応し、CGモード・音楽モード・回想モード・メッセージスキップ・オートモードなどの機能も搭載。キャラクター名の変更も可能で、プレイヤーの好みに合わせたプレイが可能です。PlayStation 2版では、操作性の改善や演出の強化が行われ、より安定したプレイ環境が提供されています。
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