『君が望む永遠』は、2001年8月3日にâge(アージュ)よりPC向けに発売された恋愛アドベンチャーゲームで、三角関係を中心に“選択”と“喪失”を描く重厚な物語構成が特徴です。
プレイヤーは大学生・鳴海孝之として、幼なじみの涼宮遙とその親友・速瀬水月との関係を軸に、青春の日々とその崩壊、そして再生を体験します。物語は、遙との交際が始まった直後に彼女が交通事故で昏睡状態に陥るという衝撃的な展開から始まります。遙の事故後、孝之は水月と支え合ううちに恋人関係となり、やがて遙が目を覚ますことで、三人の関係は大きく揺れ動いていきます。
ゲームはノベル形式で進行し、選択肢によってルートが分岐。遙ルート、水月ルート、茜ルートなどが存在し、それぞれ異なる結末にたどり着きます。選択によっては非常に重い展開や鬱屈したエンディングに至ることもあり、いわゆる“泣きゲー”として高い評価を受けました。
2002年にはドリームキャスト版(全年齢向け)、2003年にはPlayStation 2版『君が望む永遠〜Rumbling hearts〜』が発売され、アニメ化やOVA展開も行われました。
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