『ワールドシリーズベースボール 2K2』(WORLD SERIES BASEBALL 2K2)は、2002年にセガ(Sega Sportsブランド)からドリームキャスト用ソフトとして発売されたメジャーリーグ公式ライセンス野球ゲーム。開発はアメリカのVisual Conceptsが担当し、前作『2K1』からグラフィックや操作性、モード構成が大幅に進化しました。日本国内版も英語音声・英語表記のままリリースされ、2001年シーズン当時の全30球団・実名選手・公式球場を収録しています。カバーアスリートは当時オークランド・アスレチックスに所属していたジェイソン・ジアンビ。

本作は、ドリームキャストのモデム機能を活用したオンライン対戦に対応しており、当時としては珍しい家庭用機でのMLBオンラインプレイが可能でした(北米版仕様)。ゲームモードは「Play Now(エキシビション)」「Season(シーズン)」「Franchise(複数年運営)」「Create-A-Player(選手作成)」などを搭載。フランチャイズモードでは、トレードやFA契約、ルーキードラフト、マネジメントドラフトなど、球団経営の要素がより細かくシミュレートされています。

選手アニメーションはモーションキャプチャーでリアルに再現され、投球・打撃・守備の挙動が前作より滑らかに。打球の飛び方や守備時の反応速度も改善され、より本格的な試合展開を楽しめます。また、15日・60日の故障者リスト(DL)制度が導入され、現実のMLBルールに近い運営が可能になりました。