『Jリーグ スペクタクルサッカー』は、2002年2月7日にセガより発売されたドリームキャスト用アクションサッカーゲームです。Jリーグ、FIFPRO、日本代表のライセンスを取得しており、全世界156チーム・3432名の選手が登場します。そのうち約2500名は実名で収録されており、2001年シーズンのJリーグ登録選手や日本代表メンバーが中心となっています。

本作最大の特徴は、育成シミュレーションゲーム『サカつく特大号』『サカつく特大号2』とのデータ連携機能です。これにより、プレイヤーが「サカつく」で育てた選手たちを本作のフィールド上で直接操作することができます。育成とアクションの融合により、クラブ運営の成果を実戦で体感できる構成となっています。

ゲームモードは「Jリーグに挑戦」「ワールドチャンピオンシップに挑戦」「トレーニング」「選手エディット」など多岐にわたり、選手育成・戦術構築・国際大会の制覇まで幅広く楽しむことができます。J1・J2全クラブに加え、欧州・南米・アジア・アフリカなどの海外クラブも選択可能で、国際的な対戦が可能です。

選手モデルは実在選手に近いグラフィックで再現されており、滑らかなモーションと安定した操作性が特徴です。試合中の演出は控えめで、プレイヤーが操作と戦術に集中できる画面構成となっています。育成したクラブを世界の舞台で操作できるという点で、シリーズファンにとっては長く遊べる一本とされています。