『NFL 2K1』は、2000年にセガがドリームキャスト向けに発売したアメリカンフットボールゲームです。開発はVisual Conceptsが担当し、前作『NFL 2K』の改良版として登場しました。米国のプロリーグ「NFL（ナショナル・フットボール・リーグ）」の公式ライセンスを取得しており、実在のチームや選手が登場します。

本作では、グラフィックやAIの強化に加え、オンライン対戦機能が初めて導入されました。ドリームキャストのモデムを利用して、プレイヤー同士がインターネット経由で対戦できる設計は、当時としては画期的な試みでした。ゲームモードはシーズン、プレイオフ、トーナメント、トレーニングなど多彩で、選手のトレードやドラフトも可能。実況には米スポーツキャスターのKevin CalabroとNFL解説者のJerry Riceが参加しています。

操作性はアーケード寄りながら、戦術やフォーメーションの選択肢も豊富で、シミュレーション要素も兼ね備えています。NFL 2Kシリーズは後に『ESPN NFL 2K5』まで続き、EAの『Madden NFL』シリーズと並ぶ人気タイトルとして評価されました。