2000年12月7日にセガからドリームキャスト向けに発売された「青の6号 歳月不待人 -TIME AND TIDE-」は、海洋サルベージアドベンチャーゲームとして、OVAアニメ「青の6号」の前日譚を描きます。主人公・早見水鉄の未描エピソードを軸に、沈んだ世界を探索する物語が展開し、国際組織「青」とテロ集団「マックス」の対立を背景に据えます。アドベンチャーモードでの情報収集と、サルベージモードでの潜水艇操作を組み合わせ、SF要素の強い海洋世界を深く掘り下げます。ドリームキャストのグラフィックス性能を活かした海中描写が特徴。
物語は、未来の海中航路が発達した世界を舞台に、水鉄が潜水艇「セーレ」を操り、失われた遺跡や秘密を探る過程で展開します。OVAシリーズの主人公である水鉄の過去に焦点を当て、仲間たちとの交流や敵対勢力との遭遇を通じて、時間と潮の流れがもたらす喪失をテーマにします。アドベンチャーモードでは、基地や艦内での会話と調査が中心となり、選択肢による分岐で新たな手がかりを得ます。サルベージモードに移行すると、リアルタイムの操縦操作で海底を探索し、資源回収や障害回避をこなします。アニメの設定を継承しつつ、オリジナルストーリーが加わることで、シリーズの世界観を拡張。作曲家の楠雅弘が手がけたBGMが、緊張感ある海中シーンを支えます。
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