『競馬エイトスペシャル マル秘馬券購入術』シリーズは、競馬専門紙「競馬エイト」の精緻な予想ノウハウとデータを駆使し、的中への理論的なアプローチを支援する競馬予想シミュレーション。1993年12月10日にミサワエンターテインメントからスーパーファミコンで第1作が発売され、翌年の1994年9月30日にはデータ入力の利便性向上や新モードを追加した続編『2』が登場しました。

本作の最大の特徴は、産業経済新聞社が発行する本格競馬専門紙「競馬エイト」に所属するトラックマン(TM)たちの予想理論をシステム化している点にあります。プレイヤーは、出走馬の近走成績、当日の馬体重、調教タイム、さらには天候や馬場状態といった詳細なパラメーターを自ら入力することで、専門紙の「印」に近い精度の高い予想を家庭で算出することが可能となりました。

第1作目では、1頭あたり全26項目にも及ぶ緻密なデータ入力を必要とする硬派な仕様が、的中を追求する本格派の競馬ファンから熱い注目を集めました。情報の密度がそのまま分析の精度に直結するストイックな設計であり、週末のメインレースに向けて自分だけの「勝てる根拠」をロジカルに積み上げていくプロセスは、当時の競馬ソフトの中でも際立ったデータベース性を誇っていました。

続編となる『2』では、膨大なデータ入力を緩和し、より手軽に予想を楽しめる「簡易モード」が新たに搭載されました。また、シリーズの異色要素として、競馬やミニゲームで稼いだ資金を使い、ヒロインにプレゼントを贈って親密度を高めていく「アドベンチャーモード」を追加。予想ソフトとしての実用性と、家庭用ゲームならではのシミュレーション要素が同居した、非常にユニークな進化を遂げています。

全編を通して、専門紙さながらの印が並ぶ画面構成や、トラックマンたちのコメントを参考にできる機能など、紙面をめくるような感覚で楽しめるUIが貫かれています。インターネットが普及する以前の時代において、最新の競馬情報を自らの手で整理し、論理的に勝ち馬を導き出すための強力な分析ツールとして、多くの競馬愛好家の勝負を支えたシリーズです。

『競馬エイトスペシャル マル秘馬券購入術』シリーズは、1971年に創刊された競馬専門紙「競馬エイト」を題材にしています。各場に配置されたトラックマンたちの鋭い眼光と分析力を、家庭用ゲーム機の演算能力で再現することを目指した、メディア連動型の実用ソフトです。

専門紙「競馬エイト」の鋭い予想に触れる

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