『テクモスーパーNBAバスケットボール』は、1992年にテクモが発売したNBA公認の5on5バスケットボールゲームで、スーパーファミコン版を皮切りに、1994年にはメガドライブ版も登場しました2。

本作では、1991–92年シーズンのNBA全27チームが実名で登場。マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、カール・マローン、ジョン・ストックトンなど、当時のスター選手たちが勢揃いし、ファンにはたまらないラインナップとなっています。ゲームモードは「エキシビション」「レギュラーシーズン」「プレイオフ」「オールスターゲーム」などを搭載し、個人成績のランキング表示やチーム別の能力差も再現。ドリームチーム世代の熱狂をそのままゲーム化したような構成です。

メガドライブ版では、操作レスポンスが軽快で、パス・ドリブル・シュートのテンポが良好。グラフィックはやや小ぶりながら、2D視点でサクサク動く試合展開が特徴です。一方で、演出面は控えめで、派手なダンク演出やカットインは少なく、実戦重視の設計。CPUの挙動やAIにはやや粗さがあり、選手の個性が薄いという評価も見られます。