1992年3月27日、ハル研究所からスーパーファミコン用RPGとして発売された『カードマスター リムサリアの封印』は、聖地エレメン島を舞台に、カードを駆使して冒険を繰り広げる物語です。エレメン島には6つの王国が存在しますが、物語はレクスファート王国で宮廷魔導師ガルネールが反乱を起こし、王の座を奪うところから始まります。

反乱から十年後、主人公の青年ルークスは、両親を失いながらもカードマスターを目指して修行に励んでいます。そんな中、幼馴染のアランから魔物討伐の依頼を受けたルークスは、冒険へと旅立つことになります。

ゲームの主な舞台となるのは、3Dで表現されたダンジョン内部です。プレイヤーはダンジョンを探索しながら、物語を進めていきます。本作の特徴として、登場キャラクターやアイテムが全てカードの絵柄として描写されている点が挙げられます。戦闘システムも特徴的で、風・火・水・土の四元素が戦闘に大きく影響します。主人公ルークスはカードを用いることで、四元素の精霊を召喚し、戦闘に参加させることが可能です。物語は全5章で構成されており、カードマスターを目指すルークスの成長と、エレメン島の平和を取り戻すための戦いが描かれます。