『俺の屍を越えてゆけ2』は、2014年7月17日にソニー・コンピュータエンタテインメントからPlayStation Vita向けに発売された、1999年の初代『俺の屍を越えてゆけ』の正統続編で、短命と種絶の呪いを受けた一族が神々や同族との交神・結魂を通じて血脈をつなぎ、惨殺の実行者・阿部晴明への復讐を目指す和風世代交代型RPGです。

プレイヤーは、かつて惨殺された一族の末裔として復活し、短命と種絶の呪いを受けながらも血脈をつなぎ、全国に散った同族とともに阿部晴明への復讐を果たすことを目的とします。前作と同様に神々との交神によって子孫を残すほか、今作では呪われた一族同士による「結魂」によっても子を残すことが可能となり、育成の幅が広がっています。

戦闘はシンボルエンカウント方式で、バックアタックやリーダーアサルトなどの新要素が追加されています。職業には「鬼頭」「陰陽士」などが加わり、戦術性が強化されています。家系図は最大1000人まで記録可能となり、世代交代の記録性も向上しています。探索では「どっさりモード」が導入され、赤い火の間の時間進行が遅くなるなど、プレイテンポに変化をもたらす仕組みが追加されています。

主人公の物語は、前作から100年後の世界を舞台に、天界の使い「黄川人」、一族を復活させた女性「夜鳥子」、惨殺の実行者「阿部晴明」を中心に展開されます。ネットワーク機能を活用した他プレイヤーとの養子交流や、海外版の展開(英語・中国語など)も行われ、シリーズの世界観を拡張する試みがなされています。

『俺の屍を越えてゆけ』は1999年にPlayStation向けに発売されたゲームオリジナル作品です。短命と種絶の呪いを受けた一族が神々と交神しながら世代交代を繰り返し、鬼の頭目・朱点童子を討つ物語が描かれます。和風の世界観と血脈育成システムが高く評価され、リメイク版や続編が展開されています。