『スナイパーエリートV2』は、2012年8月9日にユービーアイソフトより発売されたタクティカル・スナイピングTPSで、第二次世界大戦末期のベルリンを舞台に、アメリカ人スナイパーの特殊任務を描いたリメイク作品です。

本作は、2005年に発売された『Sniper Elite: Berlin 1945』のリメイクであり、主人公カール・フェアバーンがV2ロケット技術を巡る陰謀を阻止するため、敵地で孤独な任務に挑むストーリーが展開されます。プレイヤーはスナイパーとして、風や重力、呼吸などの要素を考慮しながら精密な狙撃を行う必要があります。敵に気づかれずに移動・暗殺・死体の隠匿など、ステルス要素も重視されています。

最大の特徴は、狙撃時に発動する「キルカメラ」演出で、弾道がスローモーションで追跡され、敵の頭部や内臓を貫通する瞬間がX線透視で描かれます。これにより、命中精度と部位への意識がゲーム性に直結します。リマスター版『Sniper Elite V2 Remastered』では、グラフィックの向上、オンライン協力プレイ、追加ミッションなどが実装され、PS4、Switch、PC向けに2019年10月31日に発売されました。

シリーズの中でもスナイピングの基礎を確立した作品として評価されており、続編『スナイパーエリート3』以降にも影響を与えています。

本作は、2005年に発売された『Sniper Elite: Berlin 1945』をベースにしたリメイク作品です。第二次世界大戦末期のベルリンを舞台にしたスナイピング特化型TPSとして、シリーズの原点を再構築したタイトルです。