『卒業II 〜Neo Generation〜』は、清華女子高等学校の3年B組担任となり、個性的な5人の問題児たちを指導して無事卒業させることを目指す育成シミュレーションゲーム。1995年8月11日にセガサターン版が、同年10月27日にPlayStation版がリバーヒルソフトから発売されました。

本作は、育成SLGブームの火付け役となった『卒業 〜Graduation〜』の正統続編です。プレイヤーは新任教師として、石橋美佐子、犬塚さおり、シンディ桜井、谷由利佳、安田舞奈という新たな5人の生徒を受け持ちます。前作からの大きな進化点として、生徒との信頼関係を示すパラメータが「好意」と「敬意」の2種類に細分化されました。生徒に好かれるだけでは「友達感覚」になって指導を聞いてもらえず、かといって厳しくしすぎると反発を招くため、教師としての威厳と親愛のバランス取りが重要になります。

また、本作独自のシステムとして「席替え」が導入されています。生徒同士の相性や視力、聴力を考慮して座席を配置することで、授業の効果を最大化したり、トラブルを未然に防いだりする戦略性が加わりました。リバーヒルソフトから発売されたSS版とPS版は、先行していたPCエンジン版などからグラフィックやイベントビジュアルが調整されており、家庭用ゲーム機向けに洗練されたインターフェースでプレイすることができます。キャラクターデザインは漫画家のこばやしひよこ氏が担当しており、前作以上にアクの強い生徒たちとのドタバタ学園生活が描かれます。

本シリーズの第1作『卒業 〜Graduation〜』は、1992年にパソコンで発売され、それまで「パラメータを上げる対象」でしかなかった美少女キャラクターに、反発や家出といった「扱いにくさ」を持たせたことで革命を起こしました。本作『II』のキャラクターデザインを担当したこばやしひよこ氏は、後に『おくさまは女子高生』などのヒット作を生み出す漫画家です。シリーズの原点を知りたい方には、PCエンジン版などの初代ソフトや、当時の熱気が伝わる関連書籍がおすすめです。

卒業 Graduation(シリーズ第1作・関連ソフト)

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