『ロデア・ザ・スカイソルジャー』は、2015年4月2日に角川ゲームスよりWii Uおよびニンテンドー3DS向けに発売されたスカイアドベンチャーゲームで、空を自由に飛び回る爽快なアクションが特徴です。開発指揮を務めたのは『ソニック』や『NiGHTS』で知られる中裕司氏で、彼の空中アクションへのこだわりが随所に感じられる作品となっています。

物語の舞台は、天空に浮かぶ大地「ガルーダ」と、そこを侵略しようとする機械帝国「ナーガ」。主人公ロデアは、かつてセシリア王女に仕えていた飛行能力を持つ人型ロボットで、千年の眠りから目覚め、機械好きの少女イオンと出会い、再びガルーダを守る戦いに身を投じます。ロデアは記憶を失っており、物語は彼の過去と現在が交錯しながら進行していきます。

ゲームプレイでは、ジャンプとホバリングを組み合わせて空中を自在に移動し、目的地や敵に向かって突進する「ブーストアタック」や、急降下による「踏みつけアタック」などを駆使して進みます。飛行には制限時間があり、着地や壁蹴りで回復する必要があるため、空中でのルート選択とタイミングが重要です。ステージ内には素材やメダルが散りばめられており、収集によってステータス強化や新要素のアンロックが可能です。

なお、Wii U版の初回生産分には、もともと2011年に完成していたWii版『天空の機士ロデア』が特典として同梱されており、こちらはWiiリモコン操作に特化した別仕様の作品として高い評価を受けています。Wii U/3DS版は操作性やカメラワークに課題があるとされる一方、Wii版は直感的な操作とテンポの良さが好評で、ファンの間では“本来のロデア”と評されることもあります。