『マインクラフト(Minecraft)』は、2009年にMojang Studiosが開発し、現在はMicrosoft傘下で展開されている世界的ヒット作で、サンドボックス型のサバイバル・クラフトゲームとして、PC・家庭用ゲーム機・スマートフォンなど幅広いプラットフォームに対応しています。
プレイヤーはブロックで構成された広大な世界を自由に探索し、資源を集めて建築やクラフトを行いながら、生き延びることを目的とします。ゲームモードは「サバイバル」「クリエイティブ」「アドベンチャー」「ハードコア」などがあり、プレイスタイルに応じた遊び方が可能です。マルチプレイヤーにも対応しており、友人と協力して巨大建築を作ったり、PvPで競い合ったりすることもできます。
2025年現在、最新バージョンは統合版1.21.11(BE版1.21.130)で、「マウントオブメイヘム」アップデートにより新モブ「オウムガイ」や新武器「槍」、新エンチャント「突進(Lunge)」などが追加されました。また、銅ゴーレムや銅製ツールなどの新素材も登場し、クラフトの幅がさらに広がっています。教育版『Minecraft Education』やスピンオフ作品『Minecraft Dungeons』『Minecraft Legends』も展開されており、ゲームの世界観は多方面に広がっていますMinecraft。
さらに、2025年には映画『マインクラフト/ザ・ムービー』が公開され、挿入歌がギネス世界記録に認定されるなど、ゲーム外でも話題を集めています。
各ハード版の違い
Java Edition(2009年5月17日)
PC向けに最初に登場したバージョンで、MODやカスタムサーバーの導入が自由にできる拡張性の高さが最大の魅力です。PvPや建築にこだわるユーザーに人気があり、スナップショットによる先行体験も可能です。クロスプレイには非対応ですが、独自のコミュニティ文化が根付いています。
Windows 10版(Bedrock Edition)(2015年7月29日)
統合版の中心的存在であり、他機種とのクロスプレイやマーケットプレイスの利用が可能です。タッチ操作やコントローラーにも対応しており、幅広いプレイスタイルに適応します。Java版と比べてMODの自由度は低いものの、安定性と互換性に優れています。
Nintendo Switch版(2018年6月21日)
携帯モードとTVモードの両方に対応しており、場所を選ばずに遊べる柔軟性が魅力です。画面分割によるローカルマルチプレイが可能で、家族や友人とすぐに協力プレイが楽しめます。操作性は直感的で、初心者でも扱いやすく、統合版として他機種とのクロスプレイにも対応しています。
PlayStation 4版(2014年10月3日)
安定したパフォーマンスと高画質でのプレイが可能で、家庭用据え置き機としての快適な操作性が特徴です。2020年以降は統合版に対応し、他機種とのクロスプレイも実現しました。PS5でも後方互換で動作し、より高速なロードと滑らかな描画が期待できます。
PlayStation 5版(2020年11月12日)
PS4版の統合版をベースに、より高解像度・高速ロード・安定したフレームレートでプレイ可能です。DualSenseコントローラーの触覚フィードバックにも対応しており、没入感が向上しています。クロスプレイやマーケットプレイスも利用可能です。
Xbox One版(2014年9月5日)
Microsoft傘下のMojangによる開発ということもあり、最も早く統合版に対応したプラットフォームです。Xbox Liveを通じたオンラインプレイがスムーズで、PCやモバイルとのクロスプレイも安定しています。Game Pass対応により、手軽に始められる点も魅力です。
Xbox Series X|S版(2020年11月10日)
Xbox One版の統合版をベースに、より高性能なグラフィックとロード時間の短縮が実現されています。4K対応や安定したフレームレートにより、建築や探索がより快適に楽しめます。Game Pass Ultimateとの連携で、クラウドプレイも可能です。
iOS / Android版(2011年11月18日)
スマートフォンやタブレットで手軽に遊べるモバイル版は、外出先でもプレイできる利便性が最大の特徴です。タッチ操作に最適化されており、統合版として他機種とのクロスプレイにも対応しています。アップデートもPCや家庭用機と同時に行われ、常に最新の環境で遊べます。
Fire TV版(2016年12月)
Amazon Fire TV向けに提供されたバージョンで、テレビ画面での操作に特化しています。Bluetoothコントローラーに対応しており、リビングでのカジュアルプレイに適していますが、現在はサポートが限定的です。
Gear VR版(2016年4月27日)
SamsungのVRデバイス向けに登場したバージョンで、仮想空間内での没入型プレイが可能です。操作は視線とタッチパッドを使い、探索や建築の感覚が大きく変化します。現在は開発終了しています。
Apple TV版(2016年12月)
Apple TV向けに提供されたバージョンで、Siri Remoteによる操作に対応していましたが、2020年にサポート終了となりました。テレビでのプレイに特化していたものの、操作性に課題がありました。
New Nintendo 3DS版(2017年9月13日)
携帯機向けに最適化されたバージョンで、タッチ操作とボタン操作の両方に対応しています。画面サイズや処理能力の制限があるものの、外出先でのプレイには便利でした。現在はアップデート終了済みです。
Wii U版(2015年12月17日)
Wii U GamePadを使った操作が特徴で、テレビとGamePadの両画面を活用したプレイが可能でした。統合版には非対応で、アップデートも終了しています。
PlayStation 3版(2014年3月19日)
旧世代機向けに提供されたバージョンで、ローカルマルチプレイに対応していましたが、オンライン機能やアップデートは制限されていました。現在はサポート終了済みです。
PlayStation Vita版(2014年10月30日)
携帯機向けに最適化されたバージョンで、PS3版とのクロスセーブに対応していました。画面サイズや操作性に制限はあるものの、外出先でのプレイには適していました。現在はアップデート終了済みです。













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