『LISA』は、ディンガリング・プロダクションズが開発したポストアポカリプスRPGシリーズで、2024年3月21日に日本語版『LISA: Definitive Edition』がNintendo Switch、PS4、PS5向けに発売されました。シリーズは『LISA: The First』『LISA: The Painful』『LISA: The Joyful』の三部作で構成され、痛み・喪失・自己犠牲をテーマにした重厚な物語が展開されます。

シリーズの中心となる『LISA: The Painful』では、女性が消えた終末世界「オラヤ」で、薬物中毒の男ブラッドが唯一の少女「バディ」を育てながら、彼女を守るために旅を続けます。プレイヤーは、仲間を集め、戦闘や探索を通じて荒廃した世界を進みますが、選択によって仲間を失ったり、身体の一部を犠牲にする場面もあり、プレイヤーの倫理観が試される構成となっています。

続編『LISA: The Joyful』では、バディが主人公となり、世界の真実に迫る物語が描かれます。シリーズ全体を通して、ブラックユーモアと鬱展開が交錯する独特の世界観が特徴で、プレイヤーの感情を揺さぶる演出が随所に散りばめられています。

2024年発売の『LISA: Definitive Edition』には、リマスターされた『The Painful』『The Joyful』が収録され、新要素として裏ボスや難易度調整機能「ペインレスモード」などが追加されています。限定版『Bundle of Joy』には、シリーズ第1作『LISA: The First』のダウンロードコードやペーパークラフトなどの特典が同梱され、ファン必携の内容となっています。