『レヱル・ロマネスク origin』、2023年12月21日にヴューズから発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch対応の鉄道浪漫ノベルアドベンチャーゲーム。鉄道の運行を制御する人型モジュール「レイルロオド」が存在する架空の日本を舞台に、大廃線により失われつつある鉄路と、それを愛する人々の再生と復興を描いた、癒やしと感動の大長編作品となっています。
物語の舞台は、九州の熊本県人吉市をモデルとした架空の田舎町「御一夜市(おひとよし)」。帝大生の主人公・右田双鉄は、工場の誘致による水源汚染を防ぐため、久しぶりに故郷へと戻ります。そこで彼は、かつての国鉄時代に製造された専用レイルロオド「ハチロク」を目覚めさせ、彼女のマスターとなります。プレイヤーは双鉄となり、ハチロクや義理の妹の日々姫、そして市長のポーレットといったヒロインたちと共に、観光振興や蒸気機関車の復活を通じて、町の未来を切り拓いていきます。
本作は、PCゲーム『まいてつ Last Run!!』をベースに、テレビアニメ『レヱル・ロマネスク』の世界観に合わせてUIやシステムを一新したコンシューマー移植版です。最大の特徴は、独自の表現技術「E-mote」による、まるで生きているかのように滑らかに動く立ち絵アニメーションと、膨大なテキスト量で描かれる緻密な鉄道描写です。全12編・計443話にも及ぶシナリオは、いつでも中断・再開が可能なショートストーリー形式に分割されており、自分のペースでじっくりと物語の世界に浸ることができます。
どこか懐かしい風景と、ひたむきに生きるレイルロオドたちの姿。失われゆくものへの郷愁と、新たな時代への希望が交錯する、優しく温かい鉄道復興の旅路がここにあります。
本作は、美少女ゲームブランド「Lose」が2016年に発売したPC用18禁アドベンチャーゲーム『まいてつ』およびその集大成版『まいてつ Last Run!!』を原作としています。熊本県人吉市をモデルにした舞台設定や、蒸気機関車を擬人化した「レイルロオド」というキャラクター、そしてE-mote技術を駆使した動く立ち絵が高い評価を受け、コンシューマー移植やテレビアニメ化など多角的なメディアミックスが行われました。












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