『なつもん! 20世紀の夏休み』は、ミレニアムキッチンの綾部和氏が原作・脚本・ゲームデザインを手掛けたオープンワールド型のほのぼの夏休みアドベンチャーゲームです。本作は、自然豊かな田舎町「よもぎ町」を舞台に、サーカス団の団長の息子である10歳の少年「サトル」が、1か月間の特別な夏休みを過ごす構造で設計されています。プレイヤーは、魚釣り、昆虫採集、探検、サーカスの手伝いなど、自由な生活を通じて自分だけの絵日記を完成させていきます。
ゲームシステムは、ロード画面を排除したシームレスなオープンワールド構成を採用しており、海や山、隣町まで自由に移動可能です。住民たちはそれぞれ独自のスケジュールで生活しており、時間帯によって異なる行動や会話が展開される設計です。また、毎朝のラジオ体操、夏祭り、花火大会など、季節感あふれるイベントが多数用意されており、プレイヤーの行動によって物語が変化する構造が組み込まれています。
追加コンテンツ『ゆうやけの島とラジオ局』では、新エリア「夕焼け島」が実装され、険しい地形や洞窟、ラジオ局の送信アンテナなどが登場します。新たなキャラクター「DJ低気圧」や「トビヤマさん」も加わり、昆虫や魚の種類、キャラクターの追加エピソードなどが拡張される構成です。これにより、より深みのある夏休み体験が可能となっています。
日本国内では、Nintendo Switch版が2023年7月28日に発売され、Steam版は2024年6月27日に登場しました。さらに、ゲーム本編と追加コンテンツをセットにしたパッケージ版『なつもん! 20世紀の夏休み + ゆうやけの島とラジオ局』が、2025年7月10日に発売されており、より手頃な価格で全コンテンツを楽しめる構成となっています。
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